アトピー性皮膚炎の対策
アトピー性皮膚炎になったら?
アトピー性皮膚炎になったら、治療には三つの重点項目があります。
まず一つ目にお薬による治療(飲み薬や塗り薬)二つ目にお肌のケア、三つめは悪化因子を探ってなるべく早く原因から離れることです。
症状に差があるのがアトピー性皮膚炎の特徴ですので、少しでも早く専門医を受診して適切な治療を始めることをおすすめします。ご自分でスキンケアをする方は、とにかくお肌を衛生的に保つこととお肌の水分を逃さないようにすることが大切です。
そもそもアトピーとは?症状や原因について知りたい方
お医者さんへ相談するケースと自分でケアするケース
お医者さんへ相談するケース
アトピー性皮膚炎は早めの治療が、症状の好転するポイントです。
次にあげる症状が思い当たる方は、お医者さんに相談しましょう。
症状は人によって原因が違うように、出方や場所、重さなどがはっきり違いますので安易に考えずに専門家の診断を受けることが大切です。
1. かゆみが激しく、皮膚の湿疹がしばらく治らない
2. お肌の乾燥が著しい
3. 寛解と再発のサイクルが短い
4. 皮膚のやわらかい四肢や関節の周辺、顔、首のあたりに湿疹がある
5. 家族の誰か、もしくは親、祖父母にアレルギー疾患がいる
自分でケアするケース
比較的、症状が軽めで原因がわかっている方。
お医者さんに相談した時に治療の方法、患部のお手入れ方法を自宅で実践できる方。
原因から離れること、原因を断ち切ることのできる方は実践しながら様子を見ます。
再発して原因がわかる方は、これ以上悪化しないように悪化因子から遠ざけるようにしましょう。
整体・鍼灸(体質改善)でケアするケース
ステロイドなどの薬による治療をこれまで行ってきたけど、症状が改善できない、かゆみが治らないという方は、当院のようなアトピー整体ができる整体院やアトピー治療ができる鍼灸院に行かれることをオススメいたします。
当院は、鍼灸治療を行うことはできませんが、整体技術によりアトピーを克服することができる整体が可能です。また、日本アレルギー克服協会に所属する愛知県内唯一のアトピー改善の専門家が在籍する治療院です。
また、当院では水素吸入器も完備しており、水素吸入器による施術しながらの併用しての水素吸引も施術効果を高めることができるため推奨しております。
アトピー治療に向けて三つの重点項目とは?
投薬での有効な治療で症状の改善と悪化を防ぐ
アトピー性皮膚炎になると、外的要因(心身的なストレス・アレルゲン物質)さらには免疫の低下など様々な問題が重複してかゆみや湿疹のトリガーになります。
健康なお肌にはバリア機能が備わっていて卵の殻のように中身が出ないようになっていますが、中身の外的要因が成長すると卵の殻を割るように、かゆみや湿疹が一気に表面化します。
このお肌の状態を元に戻すために、かゆみや湿疹を軽くし徐々に治癒に向かうよう症状のケースにマッチした治療をします。飲み薬や塗り薬を適度に使用しながら、お肌を衛生的に保ってベストな状態まで回復させます。
アトピー性皮膚炎で使用されるお薬は、頑張りすぎないように免疫の反応を穏やかにし湿疹やかゆみ、乾燥を抑制するステロイドを含有したお薬・非ステロイド性抗炎症薬・免疫抑制剤などを用います。
ここで使用されるステロイド剤はとても強いお薬なので、作用の重度に合わせて5つにランク分けされています。
どのタイミングで、どのくらいの濃度のステロイド剤を使用するかはお医者さんの判断ですが長く使うと健康な体に負担がかかります。
そのような状態にならないよう、アトピー性皮膚炎の症状が改善してきたら全体的に量を減らし、徐々に使用回数も減らすなど自己判断でパッと止めていいお薬ではありません。
上手にステロイド剤から離脱して、保湿系のスキンケア用品にシフトチェンジするのがベーシックな流れです。
お医者さんの見解によっては、抗ヒスタミン剤でかゆみをやわらげる処方をしてもらうかもしれません。
あくまでもお医者さんの判断で、かゆみや湿疹から早く解放して皮膚への負担を軽減させ自然治癒力を高めるようにするためのソリューションの一つです。
悪化因子対策で、理想的なお肌へリカバリー
お肌への直接的な刺激(掻く行為)を軽減させて、正常なバリア機能を回復させるための近道は皮膚を衛生的に保ち保湿をしっかりとすることです。
通常の生活をしていても、空中落下細菌や乳酸菌、納豆菌や大腸菌などよく耳にする名前の菌に囲まれて暮らしています。
一般的にお肌は弱酸性を保っていて、様々な常在菌と共存できる環境を作っています。
ですがアトピー性皮膚炎の症状が発症すると、患部がアルカリ性になりやすく治りかけの傷口に多く見られる黄色ブドウ球菌が増殖します。
この菌が増えると毒素を出す性質があり、アトピー性皮膚炎が悪化する負のスパイラルに陥ります。
この黄色ブドウ球菌は、食中毒の原因にもなり菌のついた食材は腹痛や吐き気、下痢などを引き起こします。
これでまた免疫が下がってしまうことにもなりかねないので、お肌や患部を清潔に保ち悪化因子となる黄色ブドウ球菌を洗い流しましょう。
効果的なアトピー性皮膚炎のケア
ストレスフリーになるべくする
アトピー性皮膚炎の要因の一つにストレスがあります。
普段の生活でも、現代社会を生きる上でストレスとは切っても切れないものですよね。
ただでさえ湿疹がかゆいアトピー性皮膚炎を発症している時は、ついイライラするもの。
特に患部が顔や首だと、マスクをしていてもつい不織布が触れたり、こすれたりとダメージが途切れません。
ですがなおさらイライラすると、よけいかゆみが増すので一旦気持ちを落ち着けて自分を取り戻しましょう。
気持ちまでアトピー性皮膚炎の思う壺になってはいけません。
・ゆっくりお風呂に入る
・好きなアーティストの音楽を聞く
・アロマで好きな香りに包まれる
など自分流のストレスフリーな時間を作りましょう。
これもケアの一つと考えて、自分を大切にしましょう。
美味しいものを食べる
またおいしいものを食べるのも改善策の一つです。
大豆に含まれているイソフラボンはお肌の調子を整えてくれます。さらに、腸活にもなり腸の働きが良くなると免疫力もアップしてきます。
お部屋の模様替えや洗濯
またお部屋の模様替えなどで、カーテンを変える、ソファや家具を動かすとお部屋の掃除にもなりダニなどのアレルゲン物質を除去することにもなります。
カーテンも花粉がそのままついていたり、意外と上のひだにほこりがついています。
一気に自宅でお洗濯も気持ちいいですが、ベッドのお布団やシーツと一緒に最新のコインランドリーもおすすめです。
ボタンを押して待っているだけで、お布団がふかふかになり抗菌加工や花粉対策までできる機種があります。
カフェを併設している店舗もあるので、リラックスタイムとして一石二鳥にもなりそうですね。
アトピーでお悩みの方へ
アトピー・湿疹などのかゆみをやわらげる4つの対策
かゆいのがアトピー性皮膚炎の特徴なのは知っていても、実際に患部がかゆくなるとどのくらいの強さのかゆみになるかは個人差があります。
かゆみがあるというのは、炎症が起こっている証拠です。
炎症は熱を伴うことが多く、逆に患部を冷やすことによって炎症が落ち着くことがあります。
冷やして毛細血管が収縮すると、血液の循環が穏やかになりかゆみの元が細部まで行き渡りにくくなります。
薬を行き渡らせるのも血液ですが、かゆみの元を運ぶのも血液です。
かゆみのある患部を冷やす
直接かゆいところを冷やすのが一番ですが、わきの下や太ももの付け根など太い動脈をピンポイントで狙って冷やすと冷えた血液が体をめぐることになります。
かゆみは直接湿疹などの患部を掻くのが悪化の始まりです。
なるべく触れない、掻かないこと
なるべく触らないようにしましょう。
特に多くの人が問題点としているのが寝ている時に無意識に搔いてしまうので、朝ひっかき傷ができていて中には血が出ているなんてことも、アトピーあるあるです。
お肌に優しい木綿や絹麻などの天然素材の肌着を選ぶ
あとは安価なポリエステルやナイロン系の化学繊維の素材よりも、お肌への刺激やダメージが少ない木綿や絹麻などの天然素材の肌着や服を選ぶとワンランクアップの着心地が感じられます。
特に赤ちゃんの肌着に使うガーゼ素材もおすすめです。
洗剤やスキンケアに気を付ける
お洗濯の洗剤にも注意しましょう。香りがいいからと刺激の強いものを使うより、敏感肌用の刺激の少ない洗剤を選びましょう。
お風呂に入る際の入浴剤も、乾燥肌にならないように製薬会社のものを利用してみるのもおすすめです。
シャンプーやボディーソープなど直に肌につけるものは殺菌成分のあるタイプを探してみましょう。
乾燥しないように、保湿中心のスキンケアが大切です。夏のエアコンや暖房のきいたお部屋の乾燥には加湿器などを使用して、お肌のバリア機能が低下しないようにするのも重用です。
皮膚科や漢方など様々試したけど、アトピー症状が改善しない方へ
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