寝違えたらどうしたらいい?

首から肩、背中までつっぱる寝違えの治し方と原因

起床したときに、びりっとした痛みを首や肩に感じて寝違えかも?と思ったことはありませんか。ここではそんな寝違いに関してのお悩みや原因、さらにはそんな時に役立つ色々なケースの治しかたをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

寝違いは子供から大人まで、誰しもが経験する痛みです。一旦、寝違いになると一定方向にしか顔を向けられず、反対側に首を曲げると鋭い痛みが襲います。痛みは首だけでなく、肩や背中にまで広範囲にみられる方もいます。特に後ろから名前を呼ばれるときついですよね。

家族だけなら、笑いながら家事など協力してもらえますが仕事となると不便極まりない状況です。周囲に事情を説明しながら、自分の仕事を進めなければなりません。ひどいときには、夜まで痛みが継続するケースも。

ずばり、寝違えの原因とは?

ずばり、寝違えとは病名ではなく一般的な通り名で首の筋肉や筋、筋肉の組織や筋膜の炎症のことを指します。

朝に目覚めた際、いきなり首に激痛が走り楽な顔の向きがあるだけでなく、ひどいケースだと片頭痛のような痛みや、肩、背中に引きつりのような痛みが広範囲にでる方もいます。

この痛みは、寝ているときの体勢に原因があると考えられます。普段、寝ているときは一番楽な姿勢で(本人の寝やすい姿勢)寝ています。ちょっと塩梅が悪いと、寝返りや手や足を曲げる、場合によっては伸ばすなど様々な動きで微調整を繰り返しながら睡眠をとっています。

ですが、新しい枕にしたり、宿泊などでいつもとは違う環境で寝ていたり、子供と一緒の狭い場所で寝ていたりと、寝る環境が変わって睡眠中に首に無理がかかるとふとした瞬間に筋膜や筋組織、筋の損傷につながります。それが寝違いなのです。

寝違えはほっといてもいい?

この寝違いの痛みは、そのままにしておいてもひどくなることはなく徐々にやわらいでいきます。軽い人だと1日夜2日で痛みが治まって行きます。ひどい人だと1週間位かかりますが、それでも痛みが徐々に治っていきます。

ただそれでも痛みがひどい場合や、治ってもまたすぐに寝違えるといったケースの方はそのままにしておかず医療機関でお医者さんに診てもらうことをおすすすすめします。

寝たときの姿勢が悪く寝違えたケースが多いですが、まれに体調不良で他の病気に原因が考えられる場合があります。

内臓に疾病があり、その症状でお腹が痛い、体の調子が悪いことで寝る姿勢がいつもと違ったり、全く寝返りがうてなくて寝違えてしまった患者さんもいます。

何日も睡眠が上手くとれなかった時は、痛みを我慢せずに医療機関を受診しましょう。

寝違えた時の首や背中の治しかた

ここでは一般的な寝違い、つまり炎症の対処法をみていきます。とにかく痛みを取り除きたいときにどうすればよいのでしょうか?

アイシングか温めるのか?

炎症は熱を持つことが多いですが、筋肉の損傷は冷やすことが大切です。最初にこのタイミングを間違えるとかえって悪化させてしますので気をつけましょう。寝違えた部分には炎症が起こっています。

炎症は冷やすと痛みが和らいでいきます。痛い部分に冷たいタオルを当てたり、タオルに包んだ保冷剤を当てたりとこまめに冷やしましょう。あまり広範囲に冷やすと体が冷えてしまうので様子を見ながら時々外したりします。スポーツのアイシングで、スプレーの冷却剤をかける方がいます。これも手軽にできるのでおすすめです。

ただスプレーの冷却剤は、肌が弱い方が使うと赤くなったりかゆくなったり荒れたりすることがあります。そのような症状が起こった時はすぐに使用を止めて医療機関を受診しましょう。

湿布などの貼付薬

市販の貼付薬(シップ)などもおススメです。医療機関がやっていない時間帯でも、調剤薬局が併設しているドラッグストアさんは、薬剤師が相談にのってくれます。いつからどの様に痛いのか、シップを貼って肌が荒れやすい体質ではないかなど、いくつか質問に答えるとその方に合ったお薬を出してくれます。

中には貼付薬ではなく、ジェル状や液体の塗り薬をすすめてくれるかもしれません。どのタイプでもいいので、自分に合った方法で患部を冷やしましょう。そのまま静かに横になって様子をみます。治ってきたからといきなり動くのも良くありません。

ツボ押しのマッサージ

普通のマッサージではなく、ピンポイントでツボをマッサージします。背中の肩甲骨の真ん中あたりにテンソウ(天宗)があります。このツボをマッサージすると首につながっている筋肉をうまくほぐして、痛みが楽になってきます。なかなか自分では押すことが難しい場所なので、誰かに手伝ってもらうかゴルフボールなどを壁と背中に挟み、背中を押し付けてコロコロさせてみましょう。

このツボは肩こりにも効果があるので、普段からつぼマッサージをするときにここもやってみると場所がよくわかるでしょう。

これは逆効果ですので要注意!

寝違いが痛くて、とにかく早く何とかしたいときにこれだけは、やっていけないことがあります。次のことをすると炎症が悪化して、治るまでに時間が多くかかることがあります。注意しましょう。

温めること(温熱療法)

なんともない時に温めるのは、凝り固まった筋肉を柔らかくする効果はありますが寝違えで首に炎症が起きているときは逆効果です。

炎症の痛みが、温めることで血流が良くなり患部が広がってしまいます。お風呂やシャワーも患部を温めることになるので、痛みがひどいときは控えましょう。最初に冷却して痛みが和らいできてから、少しずつ温めて血行を良くしコリをほぐしていきます。順番として患部を冷やす、次に温めるです。

患部への強いマッサージ

痛いからと、とにかく患部を触ったりマッサージをしてはいけません。筋肉が損傷してるのですから、知らずに揉んだりマッサージをすると損傷がひどくなり寝違いが悪化してしまいます。あまり痛い部分には触れずにそっとしておきましょう。まずは安静にすることが大切です。

枕は高くする?低くする?

枕が寝違えの原因になっていると考える人もいますが、寝返りがしにくい、姿勢が落ち着かない、高さが合わない?と思ったら、一度、枕の高さを頭の高さにあっているか客観的に見てもらうのもいいでしょう。

高すぎると仰向けになったときに顎が下がってしまうので、気道が狭くなりいびきや無呼吸症候群の原因になります。

逆に低すぎると頭が下がってしまい、顎が引っ張られる形になって口が開き気味で口呼吸の原因になります。

枕の硬さや、通気性の良さも安眠の環境には大切です。フワフワして柔らかすぎると、頭が安定しません。

逆に硬すぎると通気性はいいですが、頭の形に沿った形状になりません。低反発枕は、頭の形状に沿った形になりますが汗を多くかく方は密着性が高く頭が熱くなる可能性があります。

一番いいのは横になったときに、背骨が真っすぐ頭の中心まで伸びた状態がベストだとされています。

一度どんな首と背中がどんな高さになっているか、タイマー機能を使って離れたところから写真をとって確認してみましょう。

パジャマと寝違えの関係性

意外と関係ないと思われますが、実は若干パジャマの影響がありました。

デザインでパジャマを選ぶと体に負担がかかることがあります。オーバーサイズがパジャマも流行っていますが、あまり大きすぎると寝返りを打ったときにパジャマの中で体が遊んでしまいます。

逆に締め付け感のあるレギンスのような素材は、血行が悪くなって冷えの原因にもなりかねません。

寝ているときくらいはストレスフリーが望ましいでしょう。

睡眠時間を充実した時間にするには、安眠の時間がどれだけ長いかです。にもかかわらず、パジャマのサイズが合わない、さらには下着の締め付けが気になるなどの環境で睡眠をとると寝心地が悪く、あまりおすすめしません。

血行が悪くなると、冷えて筋肉が固まってしまい背中や肩の凝りにつながります。コリがひどくなると頭痛の原因にもなり、咳やくしゃみなどの生理現象で一気に負荷がかかったときに寝違えのような筋肉の損傷を起こす方もいます。

どうしても激痛が我慢できない場合

寝違えは人によって痛みの度合いや、タイミング、治りの速さが違います。ここでは、痛みの対処法についてご紹介しましたが一般的に痛みが和らぐ方法のヒントとして捉えてみて下さい。

寝違えは寝るときの体勢や、寝返りなどの動き方、枕や寝具、パジャマなどが合わないことも要因の一つとなっています。これが悪かったからそうだ、など原因は一つに限ったことではありません。たまたま、疲労が重なってついいつもと違う姿勢で寝てしまったり、けがや病気をかばって違う姿勢で寝ることもストレスになり寝違えの原因となりえます。

軽い場合だと1~2日で痛みは徐々に治まってきますが、これが何日も改善しなかったり激痛が治まらない場合は違う病気も考えられます。特に頭痛がひどい場合や腕がしびれたり上がらなかったりした場合は、脳の病気かもしれません。早めに医療機関を受診しましょう。

また寝違えが治ったにもかかわらず、しょっちゅう繰り返す方も慢性化しているかもしれません。

この場合も医療機関を受診して電気の低周波治療を受けたり、鎮痛剤を処方してもらうなど普段の寝方にもアドバイスをもらうことをおススメします。

当院で寝違え・筋違いは、即改善できます!

寝違えは、首が痛いと思いますので、なるべく触れない整体を行います。

当院の整体は、痛みのある患部を触れない安全・安心な整体法です。

当院が行っている施術方法は、世界40ヵ国の病院や治療院で使われている、「痛みのある患部を触れない安全・安心な整体法」を採用しております。

筋肉が緊張している方ほど痛みを感じやすい場合がありますが、そういった方には、さらに筋肉緊張を強めてしまうような、強く押したり揉んだりする施術はしません。

例えば、寝違えでお悩みの方を例に取ると、ひと言で寝違えと言っても、「どんな動きで首が痛むのか?」「首を前に倒すと痛いのか?」「座っている状態から立ち上がった時に痛いのか?」と、痛みが出る動作によって原因となる筋肉が違うので、専用の検査を行いしっかりと原因を見極めます。

人間の身体は今の状態をなんとか維持しようとします。なぜなら、その状態が落ち着くからです。いわゆる「戻り」です。痛みのある悪い状態でさえ、その状態を保とうとします。

施術をした直後は、今までと違う状態になるので、だるさや軽い痛みなどの好転反応が出る場合があります。(個人差があります。)

所在地
〒488-0803
尾張旭市東大道町山の内2405番地 タウンコートみうら 1B

営業時間:平日+土・日・祝 10:00〜20:00

定休日:不定休

レース帯同のため、院長溜池が月に何度かお休みすることがあります。
詳しくはお問い合わせください。

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